マクロ経済スライド?年金?

更新日  2023/11/18

年金制度は、若い世代が高齢者を支える形で維持されています。

高齢社会においては年金の給付額が増えていきますが、

それを負担する若い世代は少子化で減っています。

マクロ経済スライドとは平成16年の年金制度改正で導入されたもので

賃金や物価の改定率を調整して緩やかに年金の給付水準を調整する仕組みです。

 

 

〔賃金・物価の上昇率が大きい場合〕

マクロ経済スライドによる調整が行われ、年金額の上昇については、調整率の分だけ抑制されます。スクリーンショット①2023-11-18 122737

〔賃金・物価の上昇率が小さい場合〕

賃金・物価の上昇率が小さく、マクロ経済スライドによる調整を適用すると年金額が

マイナスになってしまう場合は、年金額の改定は行われません。

スクリーンショット② 2023-11-18 122827

〔賃金・物価が下落した場合〕

賃金・物価が下落した場合、マクロ経済スライドによる調整は行われません。

年金額は賃金・物価の下落分のみ引き下げられます。

スクリーンショット ③2023-11-18 122914

少子高齢化によって年金財政が将来的に厳しくなる昨今、わかりにくい年金制度の改定は今後も行われる可能性があります。

20代、30代などの若い世代は特に自分の将来の公的年金を補完するために毎月少額ずつ、

無理のない金額から長期的な資産運用をスタートしていくことをお勧めいたします。

yjimageJC7KR4DW

生命保険・損害保険はもちろん、資産形成・運用のアドバイスや、住宅ローン、家計全体の

収支見直しなどお金に関わるご相談を幅広く承っております。

経験豊富なファイナンシャルプランナーが1つ1つ丁寧に回答いたします。

下のバナーの「LINEで相談する」から友達登録していただき、チャットにご相談内容をご入力ください。

イオンタウン郡山店 生方

2024年税制改正要望の傾向!

更新日  2023/11/02

毎年12月には税制改正大綱が公表されます。その前段階として、8月末期限にて各省庁から税制改正に向けての要望が提出されました。

令和6年(2024年)にはどのような税制が注目されることになるのか、各省庁からの要望のうち、みなさまの身近な税制にポイントを絞ってご紹介します。

 

 

内閣府

新型コロナウイルス感染症に関する特別貸付けに係る消費貸借に関する契約書に係る印紙税の非課税措置の延長【延長】

新型コロナウイルス感染症の影響の長期化をふまえ、経営へ影響を受けた事業者の租税負担軽減を図るため、当該事業者に対して行う特別貸付けに係る消費貸借契約書の印紙税の非課税措置の適用期限を特別貸付が延長された場合には、当該期限まで延長する。

 

 

金融庁

nisa

 

NISA(少額投資非課税制度)の抜本的拡充等【拡充】

令和6年(2024年)1月からの新しいNISA制度の開始にともない、手続きの更なるデジタル化を推進すること等により、投資家の利便性を向上させ、NISAの更なる普及・利用促進を図る。

投資未経験者も含めて、利用者が簡単にNISAを活用できるようにし、サービスを提供する金融機関や利用者の負担を軽減するため、制度利用者への定期的な確認手続きにマイナンバーを利用するなどデジタル技術の活用により、NISAの手続簡素化・合理化を進める。

生命保険料控除制度の拡充【拡充】

所得税法上の介護医療・個人年金の各保険料控除の最高限度額を5万円とすること。
一般生命保険料については扶養している子供がいる場合、6万円とすること。
また、所得税法上の保険料控除の合計定期用限度額を14万円とすること(扶養している子供がいる場合16万円)。

死亡保険金の相続税非課税限度額の引上げ【拡充】

死亡保険金の相続税非課税限度額について、現行限度額(法定相続人数×500万円)に「配偶者及び未成年の被扶養法定相続人×500万円」を加算すること。

死亡保険金が遺族の生活資金としてその生活安定のための役割を果たしている現状に鑑みれば、世帯主を亡くした配偶者と子からなる世帯において相続税納付後の生活資金をより確保していくための配慮が必要。

 

経済産業省

無題

 

中小企業向け賃上げ促進税制の拡充および延長【拡充・延長】

赤字や黒字が十分でない中小企業の賃上げを促進するなど、中小企業が賃上げできる環境を整備することで、「構造的・持続的な賃上げ」を実現する観点から、租特の延長期間を長期化する等の措置を講ずる。

交際費の課税の特例(中小法人における損金算入の特例)措置の延長【延長】

中小法人が支出した交際費について、定額控除限度額(800万円)まで損金算入を認める措置の適用期限を2年延長する。

中小企業者等の少額減価償却資産の取得価額の損金算入の特例措置の延長【延長】

中小企業者等が取得価額30万円未満の減価償却資産を取得した場合、当該減価償却資産の年間の取得価額の合計額300万円を限度に、全額損金算入できる制度の適用期限を2年間延長する(令和8年3月31日まで)。

 

2024年税制改正要望の傾向

円安や資源高が続く経済環境下で、岸田内閣は新しい資本主義を実現するために、人への投資、科学技術分野への注力、スタートアップの支援、そして「グリーントランスフォーメーション(GX)」への投資といった4つの柱を提唱しています。
社会的課題解決と経済成長の二兎を実現しようする意図が令和6年度税制要望の理由から読み取れます。

以前にも増して厳しい経済状況の中で企業の成長を後押しするだけでなく、国民生活の安定につながるような要望事項に税制改正への要望がよく表れていると思われます。

今回は、令和6年度の税制改正要望のうち、皆様の身近な税制にポイントを絞って紹介いたしました。

保険に関連する改正要望は、私たちに関連する項目でもあり今後の動向に注視する必要があります。

 

このページを見て頂いて、家計のご相談・保険のご相談など当店のFP(ファイナンシャルプランナー)がわかりやすくご案内させて頂きますので、是非お問合せください。

ご相談はお近くの店舗へご来店いただくか、当店の公式LINEからチャット等でご質問をお待ちしております。 

 

スクリーンショット 2023-05-04 103120

 

無題

渡邊久仁/みんなの保険屋さんイオン福島店

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【無料 オンラインセミナー】新NISA制度 丸わかり徹底解説!!

更新日  2023/11/01

新NISAは何がどう変わる?」「2024年になっても旧NISAと新NISAは併用できる?」など、

新NISAについてまだあまり理解出来ていない人も多いと思います。

令和5年度税制改正の大網により、2024年以降の制度は大幅に拡充・恒久化される方針です!

 

非課税保有期間が無期限化されることや、投資可能期間が恒久化されることにより、

長期的な運用がさらに可能となります。

 

一般NISAやつみたてNISAを利用している人でも、新NISAと併用することは可能です

セミナー サムネ

今回皆様にお伝えするセミナーでは、新NISAで押さえておきたいポイントや、

旧NISAとの違い、新NISAを効果的に活用する為のコツなどを、

とっても分かりやすく解説するセミナーとなっております。

 

30分程度のセミナーとなっておりますので、空いている時間にサクッと見れてしまう、

そんなお手軽セミナーです!

 

是非ご参加お待ちしております!!!

 

みんなの保険屋さんでは、生命保険・損害保険はもちろん、資産形成・運用の

アドバイスや、住宅ローン、家計全体の収支見直しなどお金に関わるご相談を

幅広く承っております。

経験豊富なファイナンシャルプランナーが1つ1つ丁寧に回答いたします。

下のバナーの「LINEで相談する」から友達登録していただき、チャットにご相談内容をご入力ください。

イオン福島店 竹内

スクリーンショット 2023-05-04 103120

外貨に興味がある方へ!米ドルの魅力とは??

更新日  2023/10/24

ドル(米・豪)、ユーロ、ポンドそして日本の円など各国で用いられる通貨は

様々ですが、特に注目されているのは米ドル、つまりアメリカの通貨です。

今回はそんな米ドルの魅力や関係の深い「円高」「円安」を解説していきます。

 

米ドルの魅力とは?

1⃣世界の基軸通貨

 外国為替市場での取引は米ドルが4割以上と高いシェアを持っています。

基軸通貨

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また、世界の中央銀行の外貨準備高*をみても米ドルが過半数を占めて

おり、世界の基軸通貨と言えます。

*外貨準備とは?

⇒各国の通貨当局がいざという時に備えて保有してい外貨による準備資産の

 ことです。日本では財務省、日本銀行が保有しています。

 

2⃣世界一の経済規模

 各目GDP(国内総生産)は群を抜いてトップに位置しています。

 多くの先進国では人口減少が見込まれていますが、米国は生産年齢人口の

 増加が続くと予想され、今後も経済成長が期待できます。

 

各国のGDP(2023年度最新データ)

国内総生産

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3⃣国債の利回り

 各国の10年国債の利回りをみてみると(2022年5月末時点)

     ドイツ⇒1.122%

     日本 ⇒0.243%

     米国 ⇒2.844%

 となっており、米国の国債利回りは、日本よりも相対的に高い金利水準で

 推移しています。

 

こういった様々なデータから米国が経済大国であることが分かります。

これからも成長を続けていく将来有望な国といえるのではないでしょうか。

 

【円高・円安の仕組み】

1⃣Q.「円高」「円安」ってどんな状態?

 A. 異なる通貨に対して円の価値が相対的に高いことを「円高」、

  逆に低いことを「円安」といいます。

  例えば・・・1米ドル=100円を基準としたとき

          =80円(1米ドル買うのに80円必要)が「円高」

          =120円(1米ドル買うのに120円必要)が「円安」

 

 

2⃣「円高」「円安」が生活に与える影響は?

 それぞれメリット、デメリットがあります。例を挙げると・・・

・メリット⇒海外旅行の費用が安くなる、輸入品の価格が安くなる(円高)

      輸出企業の業績が上がる、外貨建て資産価値が上がる(円安)

・デメリット⇒海外旅行の費用が高くなる、輸入品の価格が高くなる(円安)

       輸出企業の業績が下がる、外貨建て資産価値が下がる(円高)

 

円高円安 影響

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このように「円高」「円安」の動きは私たちの生活と密接に関わっています。

 

3⃣「円高」「円安」はなぜ起こるの?

 外貨建て商品を検討するうえで、最も気を付けなくてはならないのが

 「為替相場(通貨を交換する際の比率)の変動」によるリスクが存在する 

 ことです。

 為替相場が変動する要因は様々で、

 一例を挙げると⇒景気、株価、金利、政治、災害、戦争 などがあり、

 一つの要因のみに左右されるのではなく、社会状況や経済の動向など

 が深く関わっています。

 

 この「為替変動」をしっかり理解することで、日本円を米ドルと交換したり

 逆に保有する米ドルを日本円に交換したりする際、為替差で利益を出すこと

 が可能となります。

 

 

 インフレによって物価が上昇しているのは痛感されていると思いますが、

 物価の上昇、すなわち円の貨幣価値が下がっているということです。

 仮にインフレ率2%が10年、20年と続いた場合、現時点で1,000万円の預金

 があったとしても、10年後は820万円、20年後は672万円とお金の価値が

 目減りすることが予想されます。

 

 そのため、銀行に預けておくといった資産の置き方では不十分と言えます。

 複数の国の通貨を保有することは資産全体のバランスを保つことに

 つながります。円の貨幣価値が下がっても、外貨にした資産分は守られ、

 その逆もまたしかりです。

 インフレに負けないため、資産を守るため、魅力のある米ドルの保有を

 選択肢として考えてみてください。

 

 

みんなの保険屋さんでは、生命保険・損害保険はもちろん、資産形成・運用の

アドバイスや、住宅ローン、家計全体の収支見直しなどお金に関わるご相談を

幅広く承っております。

経験豊富なファイナンシャルプランナーが1つ1つ丁寧に回答いたします。

下のバナーの「LINEで相談する」から友達登録していただき、チャットにご相談内容をご入力ください。

ドン・キホーテ会津若松店(旧アピタ会津若松店) 星

スクリーンショット 2023-05-04 103120

今後の住宅ローン「変動金利と固定金利、どっちを選ぶべき?」

更新日  2023/10/17

物価高圧力が強まるなか、日銀が今はマイナスとなっている短期の政策金利を引き上げる可能性が高まってきています。

特に注目されるのが「住宅ローン」への影響です。多くの人が変動金利型を使っており、その金利も上がるかもしれないためです。

利上げの開始時期やペース、住宅ローンへの影響をどう見るかを考察していきます。

 

結論からお伝えすると、現在新たに住宅ローンを借りる人の9割程度が変動金利を利用していますが、適切な選択と言えるでしょう。

変動金利が上昇するのはかなり先であり、上昇幅も限定的と考えられます。

今後も変動型で借り続けるのが得策であり、固定金利型への借換えは賢明ではありません。

変動金利をおすすめするのには、大きく2つ理由があります。

①.最初の10年で利息の半分を支払うことになる

②.変動は基準となる金利指標が上がってきていない

 

①最初の10年でほぼ半分の利息を支払う

住宅ローンは返済の初期、特に最初の10年の利息負担が大きいことが挙げられます。

 住宅ローンは通常「元利均等返済」という方法で返済します。これは返済の初期ほど利息返済の割合を高めることで毎月の返済額を一定にし、住宅ローン利用者が返済しやすくするためです。

裏を返すと、残高が多く残っている返済の初期ほどより多くの利息を支払うことになり、返済期間が35年の場合、利息総額の半分近い金額を最初の約10年で支払うことになります。

 そのため、返済総額を抑えるためには、返済初期ほど低い金利を利用することが肝心です。

 より金利水準の低い変動金利であれば元本返済が早く進むので、万が一将来的に金利が上がるようなことがあっても、返済額の増加を抑えることができます。 

スクリーンショット 2023-10-17 113914

 

②変動金利は基準となる金利指標が上がってきていない

 次に、変動金利と固定金利では基準となる金利指標が異なっており、変動金利のベースとなる指標が上がっていない点が挙げられます。

 変動金利は「短プラ(短期プライムレート)」と呼ばれる金利指標の影響を受けていますが、短プラは2009年頃から全く変化がない状態です。

また、日銀の金融緩和は 

・短期金利を-0.1%のマイナス金利にする(住宅ローンでは変動金利に影響)

・長期金利を一定の変動幅の中でコントロールする(固定金利に影響)

 という二本柱になっており、長期金利については12月に政策修正されたものの、依然として短期金利についてはマイナス金利政策が維持されています。銀行間競争も踏まえると、変動金利は今後も安定した低金利が続くと予想されます。

スクリーンショット 2023-10-17 113713

ここで重要なのは、住宅ローンは基準金利から優遇幅を引いた金利(適用金利)で貸すのが通常であり、優遇幅は当初借入時の値が完済まで維持される点であることです。

一般的に新規に借りる人の優遇幅は日銀のマイナス金利解除の時に縮小する可能性があるものの、基準金利自体はマイナス金利解除よりも先のゼロ金利政策終了の時になってようやく上昇すると考えられます。

新規に借りる人の適用金利は優遇幅の縮小があるマイナス金利解除の時に上昇する可能性がありますが、時期としては2030年前後と予想されます。

一方、既に借りている人の適用金利上昇は基準金利自体が上昇するゼロ金利解除の時になるのが一般的とみられ、さらに遠い将来です。

マイナス金利解除に時間を要する理由として「物価情勢」があります。直近の物価高は持続性に欠け、日銀が目指す賃上げを伴う2%物価目標の持続的な実現は2030年ころになると考えられます。

そのころになると、バブル世代の退職を受けた労働市場の需給ひっ迫が本格化して賃上げが定着するでしょう。そこでマイナス金利解除がようやく決まり、その後のゼロ金利解除にもつながるかもしれません。

ただし、日銀による利上げはよくて1.0%くらいまでで、それよりも低い金利にとどまる可能性もあります。人口減少が進む日本の経済力が今後強くなることは到底考えられないため大幅な利上げにはつながらないでしょう。

スクリーンショット 2023-10-17 114012

今の全期間固定(35年)ローンの適用金利は1.8%程度であり、変動金利は0.4%程度のため差が約1.4%。日銀の利上げが合計0.5~1.0%程度なら変動金利は現時点の固定金利を上回らない計算になります。

仮に上回ることがあっても、逆転現象がローンの完済まで続くとは考えにくいものです。

そのため、固定金利よりも変動金利で借りた上で、固定金利よりも返済負担が軽い分を資産形成の運用や積み立てに回して利回りを求めることが適切といえるでしょう。

 

 

当社は県内初の「モゲチェック」取扱店であり、住宅ローン検討している方へのシミュレーション無料診断のご案内も行っています。

まだ物件が決まっていない方でも可能です。ぜひお気軽にお問い合わせください。

みんなの保険屋さんでは、生命保険・損害保険のご相談以外に、資産形成・資産運用のアドバイスや類似商品の比較、住宅ローンや税制相談、家計全体の収支見直しなどお金に関わるご相談を幅広く承っております。

経験豊富なファイナンシャルプランナーが1つ1つ丁寧に回答いたします。

下のバナーの「LINEで相談する」から友達登録していただき、チャットにご相談内容をご入力ください。

イオンタウン郡山店 窓岩

銀行経験を含め10年以上金融業界に勤めているため、実体験に基づく投資信託・NISA・iDeCo等資産運用や住宅ローンアドバイスなどもお任せください!

スクリーンショット 2023-05-04 103120