更新日 2020/09/27
脳血管の病気は、ある日突然に命と生活を脅かすこわい病気です。
自分では日常生活を送ることができず、全面的な介護が必要である要介護5の原因として
最も多いのが、脳血管の病気と言われています。
脳血管の病気の中でも、その6割を占めているのが「脳梗塞」になります。
脳梗塞になると、血管が詰まってしまうことで血流が途絶えます。
時間の経過とともに、脳の細胞が死んでしまい、拡大していきます。
死んでしまった細胞は元には戻せません。
しかし、血流が途絶えてしまった中心部分の細胞はすぐに死んでしまいますが、
その周辺はまだ回復する領域です。
そのため、早い段階での治療が必要になり「早ければ早いほど良い治療」
と、言われています。
とくに、血栓を溶かす薬を注射する治療法は、
発症から4~5時間以内に行うことが可能で、効果が期待できると言われています。
ですが、この治療が適応外だったり、効果が得られなかった場合は
発症8時間以内の脳梗塞であれば適応とされる「脳血栓回収治療」があります。
その他にも、血液をサラサラにする薬や、脳細胞死を防ぐ働きのある脳保護薬の投与、
脳のむくみを抑える薬などを合わせて治療を行います。
脳梗塞は、カラダの危険信号である「痛み」をほとんどの場合感じません。
症状を自覚して、救急車を呼ぼうとした時にはその行動がとれない場合があります。
脳梗塞は、時間との勝負です。
ご家族を含め、改めて脳梗塞の症状を再確認し、異常時はすぐに救急車を呼べるよう
心構えが必要です。
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