更新日 2020/08/16
現在、日本人の5人に1人が糖尿病かその予備軍と言われています。
糖尿病は、慢性的に血糖値が高くなる病気ですが、一度発症してしまうと治るということはとても難しく
放っておくとどんどん進行してしまい、深刻な合併症を引き起こし、命を落とす危険性もあります。
とはいっても、糖尿病初期にはほとんど自覚症状がないため、健康診断などで高血糖を指摘されても、
軽く考えてしまい放置しがち・・・
血糖のコントロールの重要性を再認識する必要があります。
糖尿病は、血糖値の高い状態が続くことで起きる全身の病気です。
血糖とは、カラダのエネルギー源になる血液中のブドウ糖のこと。
みんな大好きご飯やパンなどの穀物、イモ類、お菓子などの糖質と呼ばれるものに含まれています。
毎日の食事で摂取したブドウ糖は、肝臓や筋肉に取り込まれ、血液を通して体中に送り出されています。
血糖は食事をすると増え、食後約1~2時間をピークに減っていきます。
この血糖コントロールの重要な役割を担っているのが「インスリン」と呼ばれる、すい臓から分泌されるホルモン。
このインスリンの働きが悪くなると、血糖のコントロールがうまくできなくなり、
これが常態化すると糖尿病へと移行してしまいます。
血糖のカタチは、こんぺいとうやイガグリのようにトゲトゲしており
高血糖状態を放置していると、全身の血管や神経が侵されていまい、
数年から10年程度で全身の臓器に様々な障害を引き起こしてしまいます。
そのため、糖尿病の怖さは合併症にあると言われいます。
その糖尿病の3大合併症が、
・失明の原因になる「糖尿病性網膜症」
・人工透析が必要になってしまう「糖尿病性腎症」
・重症化すると手足の切断につながってしまう「糖尿病性神経障害」
他にも、動脈硬化による「心筋梗塞」や「脳梗塞」「呼吸器障害」。
そして、糖尿病でない人と比べて「がん」「認知症」になる確率が2倍と言われています。
生活習慣が乱れると、誰にでも起こりうる病気です。
ですが、早い段階で生活習慣を見直し、血糖コントロールを正しくすることで
防ぐことができるということを、知っていただけたらと思います。
自身で予防に努めることが一番ですが、万が一の場合に備えることも大切です。
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