更新日 2023/10/24
ドル(米・豪)、ユーロ、ポンドそして日本の円など各国で用いられる通貨は
様々ですが、特に注目されているのは米ドル、つまりアメリカの通貨です。
今回はそんな米ドルの魅力や関係の深い「円高」「円安」を解説していきます。
【米ドルの魅力とは?】
1⃣世界の基軸通貨
外国為替市場での取引は米ドルが4割以上と高いシェアを持っています。
また、世界の中央銀行の外貨準備高*をみても米ドルが過半数を占めて
おり、世界の基軸通貨と言えます。
*外貨準備とは?
⇒各国の通貨当局がいざという時に備えて保有してい外貨による準備資産の
ことです。日本では財務省、日本銀行が保有しています。
2⃣世界一の経済規模
各目GDP(国内総生産)は群を抜いてトップに位置しています。
多くの先進国では人口減少が見込まれていますが、米国は生産年齢人口の
増加が続くと予想され、今後も経済成長が期待できます。
各国のGDP(2023年度最新データ)
3⃣国債の利回り
各国の10年国債の利回りをみてみると(2022年5月末時点)
ドイツ⇒1.122%
日本 ⇒0.243%
米国 ⇒2.844%
となっており、米国の国債利回りは、日本よりも相対的に高い金利水準で
推移しています。
こういった様々なデータから米国が経済大国であることが分かります。
これからも成長を続けていく将来有望な国といえるのではないでしょうか。
【円高・円安の仕組み】
1⃣Q.「円高」「円安」ってどんな状態?
A. 異なる通貨に対して円の価値が相対的に高いことを「円高」、
逆に低いことを「円安」といいます。
例えば・・・1米ドル=100円を基準としたとき
=80円(1米ドル買うのに80円必要)が「円高」
=120円(1米ドル買うのに120円必要)が「円安」
2⃣「円高」「円安」が生活に与える影響は?
それぞれメリット、デメリットがあります。例を挙げると・・・
・メリット⇒海外旅行の費用が安くなる、輸入品の価格が安くなる(円高)
輸出企業の業績が上がる、外貨建て資産価値が上がる(円安)
・デメリット⇒海外旅行の費用が高くなる、輸入品の価格が高くなる(円安)
輸出企業の業績が下がる、外貨建て資産価値が下がる(円高)
このように「円高」「円安」の動きは私たちの生活と密接に関わっています。
3⃣「円高」「円安」はなぜ起こるの?
外貨建て商品を検討するうえで、最も気を付けなくてはならないのが
「為替相場(通貨を交換する際の比率)の変動」によるリスクが存在する
ことです。
為替相場が変動する要因は様々で、
一例を挙げると⇒景気、株価、金利、政治、災害、戦争 などがあり、
一つの要因のみに左右されるのではなく、社会状況や経済の動向など
が深く関わっています。
この「為替変動」をしっかり理解することで、日本円を米ドルと交換したり
逆に保有する米ドルを日本円に交換したりする際、為替差で利益を出すこと
が可能となります。
インフレによって物価が上昇しているのは痛感されていると思いますが、
物価の上昇、すなわち円の貨幣価値が下がっているということです。
仮にインフレ率2%が10年、20年と続いた場合、現時点で1,000万円の預金
があったとしても、10年後は820万円、20年後は672万円とお金の価値が
目減りすることが予想されます。
そのため、銀行に預けておくといった資産の置き方では不十分と言えます。
複数の国の通貨を保有することは資産全体のバランスを保つことに
つながります。円の貨幣価値が下がっても、外貨にした資産分は守られ、
その逆もまたしかりです。
インフレに負けないため、資産を守るため、魅力のある米ドルの保有を
選択肢として考えてみてください。
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ドン・キホーテ会津若松店(旧アピタ会津若松店) 星