更新日 2023/07/31
「FIRE」とは“Financial Independence, Retire Early”の略で、
日本語にすると「経済的な自立と早期の退職(リタイア)」を意味しています。
投資や貯蓄などの資産形成を通して、給与所得がなくとも生活できる「経済的な自立」を達成し、
65歳の定年まで働くという従来の考えより、「早期に退職できる状態」を目指そうという考え方です。
では具体的に、実現するためには何をすればよいでしょうか。順を追ってご説明いたします。
FIREを実現するためには、早期リタイアするための資産が必要となり、
1年の支出額の25倍の資産を用意する必要があるとされています。
仮に年間支出が400万円であった場合、400万×25年=1億円が必要という計算です。
この年間支出の考え方は、老後どのように暮らしたいかの考えが一人一人異なると思うので、
十分にFIREに向けたライフプランを作成する必要があります。
25年分の支出額を蓄えるにあたって、25年間でお金が無くなってしまうのでは?と疑問が生まれると思います。
あくまでFIREは貯金したお金を切り崩して生活するのではなく、投資の運用益を生活費に充てて補っていきます。
ここで重要になるのが、「4%ルール」となります。
上記内容にて、年間の生活費の25年分の資産を貯めたあと、その資産を年4%で運用していけば、
生活をその4%の収入で回すことで、資産を減らすことなく生活できると言われています。
※なぜ4%かというと、米国の株式市場がこれまで年間平均7%の成長を続け、
インフレ率が3%であることから、その差し引きで4%という数字になっているようです。
もちろん、投資に絶対はありませんので、ずっと一定の利回りが続く保証はありませんが、
この4%ルールを継続できる状況下では、理論上は生活資金は枯渇することはありません。
余談ですが、25年分の支出額を貯めるという、25年の理由は、4%だと年間収支の額になるからです。
では、必要な資産額を計算したら、その目標額に向かって投資を開始します。
25年分の資産はかなり大きな金額ですので、少しでも早くから開始することが重要です。
特に複利の効果が大きいため、早期からの投資が推奨されています。
ではこの投資ですが、実際にはいろいろな種類があります。
株式、投資信託、不動産、などなど…様々な種類の投資方法があり、リスク度合いが異なります。
FIRE達成のためには、それぞれの特徴を十分に理解して、過度なリスクは避けたいですね。
この投資ですが、先ほどもあった通り、投資に絶対はないため、資産が減る可能性もあります。
ましてや、積立期間中は原資となる収入がないとできないため、健康で働けるかも非常に重要です。
数ある投資方法の中でも、積立投資がおすすめです。
積立投資とは、金融商品を一定金額で定期的に、コツコツと購入する投資方法で、
投資を開始する時に、まとまった資金が必要なくスタート出来るため、初心者にもオススメです。
また、毎月など1万円と決めたら、その後は購入タイミング、金額はそのままの為、悩みません。
この「定期的」というところがポイントで、時間分散効果でリスクを軽減できます。
さらに購入金額も一定にすることによって、価格が高い時は少なく、安い時は多く購入できます。
また、投資先の資産を分散することによって、さらなるリスク軽減が期待できます。
例えば、毎月5万円積立てて、年間5%の利回りで20年間継続すると、積立元本は1,200万円ですが、
運用結果を見てみると、2055.2万円です。複利の効果で効果的に資産を増加できる可能性があります。
ここまでFIREについて解説いたしましたが、いかがでしたでしょうか。
実際にFIREを目指すかどうかは別として、老後の「資産形成」は誰しもが必要な事だと思います。
また、健康状況によっても積立が継続できるかどうか、左右される点も考慮しておかなくてはいけません。
仮にがんになってしまい、罹患前と同じように勤務は出来ないと思いますので、その分収入が減少します。
治療費も発生する為、毎月5万円の積立は継続出来ないと思います…。
実は「資産形成」と「保障」が一体になった商品があるのです。
保険商品を活用した資産形成は、さらにリスク軽減が出来ていると思います。
詳細については、是非お近くの店舗へご来店頂くか、当店の公式LINEからチャット等でご質問ください。
MEGAドン・キホーテUNY会津若松店
阿部