更新日 2022/09/06
不動産価値をはかる指標の一つとして、「基準地価」があります。
毎年国土交通省が発表するもので、全国26,000地点(2018年)の価格を調査し、地点ごとの取引価格が示されています。
基準地価は、土地取引の目安になっています。
例えば地域の再開発があったり、利便性が高まって人口が増えたりすると、その周辺の地価は上がる傾向にあり、その場所に建てられている物件も価値が上がりやすくなります。
一方で人口が減ったり、災害のリスクが高いことがわかったりすると、地価は下がりやすくなります。
基準地価は過去のデータも蓄積されていますので、これまでの値動きを把握し、参考にすることができます。
もちろん、これまで値上がりし続けていた場所の地価が翌年以降も値上がりするとは限りませんが、価格の安定性や価格変動の傾向をみる一つの指標です。
また、基準地価に似た指数として「路線価」がありますが、こちらは取引というよりも、相続税や贈与税を計算するときの基準となるものです。
路線価は、国税庁が毎年発表していますので、その違いにも注意して下さい。
イオン福島店 竹内