政策金利1.0%で私たちの生活はどう変わる?住宅ローン・預金・資産形成への影響を解説【FP解説】

更新日  2026/06/19

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住宅ローンに影響大!政策金利引き上げと家計の対策をFPが解説!【2026年1月】

日本銀行が政策金利を1.0%まで引き上げることに決定しました。

「金利が上がるらしいけど、いまいちピンとこない」

「住宅ローンはどうなる?」

「物価に影響はあるの?」

そんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

実は、政策金利の引き上げは私たちの生活に大きな影響を与えます。

しかも、良い面もあれば注意すべき面もあります。

今回は、31年ぶりとなる政策金利1.0%時代が私たちの暮らしにどのような影響を与えるのかを分かりやすく解説します。


そもそも政策金利とは?

政策金利とは、日本銀行が金融機関にお金を貸し出す際の基準となる金利のことです。

この金利が上がると、

  • 銀行が企業や個人へ貸し出す金利
  • 住宅ローン金利
  • 預金金利

などにも影響が広がります。

つまり、政策金利は日本経済全体のお金の流れを調整する重要な役割を担っています。


金利上昇によるメリット

まずは私たちにとってプラスになる面から見ていきましょう。


メリット① 預金金利が上がる

長年、日本では超低金利が続いてきました。

その結果、

100万円を1年間預けても利息は数十円程度

という状況でした。

しかし金利上昇により、

  • 普通預金
  • 定期預金

の金利引き上げが期待されます。

2024年初めに0.005%程度だった定期預金金利が、今では0.4%程度まで上昇しています。

今回の金利上昇でさらに上がることは確実でしょう。

「お金を預けても増えない時代」から少しずつ変化し始めています。


メリット② 個人年金保険や貯蓄型保険が有利になる可能性

保険会社は集めた保険料を運用しています。

市場金利が上昇すると、

  • 個人年金保険
  • 終身保険
  • 養老保険
  • 学資保険

などの予定利率が改善される可能性があります。

同じ保険料でも将来受け取れる金額が増えたり、魅力的な商品が登場したりすることが期待されています。

とはいえ、保険商品の改定には時間がかかるため政策金利が変更されてから数か月~数年後のことになります。


メリット③ 円高になりやすい

一般的に日本の金利が上昇すると、海外から日本円を買う動きが強まります。

 

その結果、

  • 円高
  • 輸入価格の低下

につながる可能性があります。

現在1ドルは160円程度で取引されています。

円高になるということは1ドルが150円、140円という風に変化していきます。

つまり輸入品を今より安く買えるようになります。

輸入に依存しているもの、特に

  • ガソリン
  • 食品
  • 電気代やガス代などの光熱費

などの値上がりに苦しんでいる家庭にとっては朗報です。


メリット④ 高齢者世代には追い風

預貯金を多く保有している高齢者にとっては、

「預けているお金が増えやすくなる」

というメリットがあります。

退職金を安全運用したい方にとっては歓迎できる環境といえるでしょう。


金利上昇によるデメリット

一方で注意すべき点もあります。


デメリット① 住宅ローンの返済負担増加

最も影響が大きいのが住宅ローンです。

特に変動金利型を利用している方は注意が必要です。

例えば、

  • 借入額3,000万円
  • 返済期間35年
  • 金利0.75%と1.0%の差をシミュレーション

0.75%の場合の月返済額は94,777円です。

1.0%に上昇すると月返済額は98,799円とその差は約4,000円、年間では48,000円もの差が生まれます。

35年という長期間の返済ですから、総額ではもっと大きな差となります。

0.25%というと小さい数字に感じますが、住宅ローンにおいてはとても大きい変化です。

今後は住宅ローンの見直しや家計管理がより重要になります。


デメリット② 自動車ローンや教育ローンも上昇する可能性

住宅ローンだけではありません。

  • マイカーローン
  • 教育ローン(奨学金)

なども金利上昇の影響を受けます。

福島県では車が生活必需品の地域も多いため、マイカーローンへの影響は無視できません。


デメリット③ 企業の借入負担増加

企業も銀行からお金を借りて事業を行っています。

金利が上がると借入コストが増えるため、

  • 設備投資の減少
  • 賃上げの鈍化
  • 雇用抑制

などにつながる可能性があります。


デメリット④ 株価が不安定になる可能性

一般的に金利上昇は株式市場にとって逆風です。

企業の利益が圧迫される可能性があるため、

金利が上昇すると株価は下がることがあります。

NISAや変額保険を利用している方は、一時的な値動きに慌てないことが重要です。


これから私たちが考えるべきこと

政策金利1.0%の時代は、

「借りる人には厳しく、預ける人には追い風」

という側面があります。

今後は、

  • 住宅ローンの内容確認
  • 預金先の見直し
  • 資産形成の検討
  • 保険の活用

が重要になります。

特に長年放置している保険は、現在の金利環境に合っていない場合があります。


金利上昇時代だからこそ、保険を活用した資産形成を

金利が上昇するとはいえまだ1.0%です。

しかし2025年の物価上昇率は3.0%越えでした。

普通預金や定期預金では物価上昇のスピードに負けており、資産は相対的に減り続けてしまいます。

物価上昇率と同等かそれ以上の金利がある金融商品で資産運用しなければ、資産は増えません。

  • 一時払終身保険
  • ドル建て保険
  • 変額保険

などは物価上昇率を超えた利率で積立金が増えていく商品が多数あります。

金利環境の変化は、保険商品の魅力にも大きな影響を与えます。

「預金だけでは不安」

「株式投資だけに頼るのも怖い」

そんな方にとって、保険を活用した資産形成は有力な選択肢の一つです。


まとめ

31年ぶりとなる政策金利1.0%への引き上げは、日本経済にとって大きな転換点です。

メリット

✅ 預金金利の上昇

✅ 保険商品の利率改善期待

✅ 円高による物価抑制効果

✅ 高齢者の資産運用環境改善

デメリット

⚠ 住宅ローン負担増加

⚠ 各種ローン金利上昇

⚠ 企業活動への影響

⚠ 株価変動リスク

重要なのは、「金利が上がった」というニュースを見るだけで終わらず、自分の家計や資産形成への影響を考えることです。


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