更新日 2022/07/21
セカンドオピニオンとは、患者が納得のいく治療方法を選べるように、主治医とは違う医師に、病気の診断や治療方法について第2の意見を求めることを指します。
セカンドオピニオンを聞くことで病気や治療の理解を深めることができ、最善の治療方法を選択する事ができます。
メリットは主治医とは異なる治療方針が示された場合に選択肢が広がることです。
ただし、もともとがん診療に力を入れている病院から提案された治療方法は、現在の最良の医療である標準治療を取り入れているため、診断結果が大きく異なるとは考えづらいです。
選択肢が広がらなくとも、同じ結果だったからこそ納得できたり、説明される内容が違うと分かりやすかったりすることがあります。
病気や治療の理解が深まる事もセカンドオピニオンのメリットと言えます。
デメリットは、全て自由診療、つまり保険が使えず全額自己負担になってしまう点です。
費用の相場は病院によってばらばらですが、15分あたり1万、30分あたり2万といった時間で決められている事がほとんどです。
「だったらセカンドオピニオンではなく、他院に初診で受診した方が安いのでは?」と思う方がいると思います。
健康保険が適用され3割負担となるので安くなる場合がほとんどでしょう。
しかし、初診となるとあらためて全てのデータを取り直すことになり非常に時間がかかります。
そして別な病院の治療方針に納得できず、元の病院に戻りたいとなったとしても、戻る事が難しいです。
こういった転院を繰り返す行為はドクターショッピングと言われ、医師から信頼を失い、診療を断られることもあります。
値段が高くともセカンドオピニオンとして受診した方が、時間がかからず、よりよい治療を受ける事に繋がります。
まずは主治医の診断結果と治療方針について、しっかりと理解する必要があります。
わからない点や納得できない点は臆さず質問してください。
特にがんなどの重大な病気の場合、ショックで話がきちんときけないことがあります。
家族や信頼できる人と一緒に話を聞いたり、メモをとって後から見直したりすることも有効です。
また、主治医に内緒でセカンドオピニオンを受けないことです。
主治医に気を使ってためらう方がいますが、多くの医師はセカンドオピニオンについて肯定的です。
特にがん治療において、セカンドオピニオンは珍しくありませんので、主治医に率直に相談してください。
セカンドオピニオンを受けるには、主治医の紹介状やこれまでの検査データなどを用意してもらうとより精度の高い話ができるため、必ず主治医と連携しましょう。
セカンドオピニオンを受けたあと、治療方法や病院を選ぶのは自分自身です。
すぐ治療を開始できるようにするためにも、なぜセカンドオピニオンを受けたいのか?という思いを整理してから受けましょう。
①主治医の話をしっかり理解する
②セカンドオピニオンを受ける医療機関を決める
③主治医に伝え、紹介状、検査結果データを用意してもらう
④セカンドオピニオンを受け、主治医に結果を伝え相談する
⑤治療する病院、治療方針を決めて主治医に最終判断を伝える
②の医療機関探しが一番時間がかかるポイントです。
主治医に紹介してもらうのが一番早いでしょう。
また、医療保険やがん保険にはセカンドオピニオン手配サービスや現役の医療関係者と無料で相談できるサービスが付帯されていることがあります。
非常に便利なので、加入中の保険に付帯されているかチェックしてみてください。
どんな治療方法を選ぶにしても、大きな病気は治療費用や検査費用などが大きな負担となります。
お金の面で選択肢を狭めないためにも、しっかりと保険に入りましょう!
古い保険は現代の治療行為は対象外となってしまうこともあるため、10年以上前の保険に加入している方は、ぜひみんなの保険屋さんの保険診断を受けて下さい。
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