更新日 2022/04/14
高齢者人口の増加が加速する中、要介護状態と認められる人は、毎年約20万人弱増え続けています。今回は要介護認定を受けた場合、その人らしく生活していく為にどのようなサービスが受けられるのか。
要介護認定を受けたら、どのようなサービスが要介護者や支える家族にとって必要なのか整理しなければなりません。認定を受けた時点から、居宅介護支援事業所に所属する介護認定専門員で、通称ケアマネジャーと呼ばれるスタッフに相談できるようになります。このケアマネジャーは、いわば「介護が必要になった方の生活をマネジメントするプロ」で介護職のエキスパートになります。
居宅介護支援における費用は全額介護給付から支払われるので、費用負担はありません。生活におけるあらゆる課題を整理して、必要なサービスや制度、社会機能と結びつけてアドバイスをしてくれます。
訪問型介護は、介護士が自宅に訪問して身体介護などの介助や掃除、買い物などを行います。そのほかにも、訪問看護、訪問入浴、訪問リハビリなどのサービスがあります。
通所型介護は事業所で入浴や食事、リハビリ、ほかにも普段の生活に楽しみを持てるようなレクリエーションなどのサービスが受けられます。また、「リハビリだけ」など目的に合わせて通う通所リハビリや、家族が一次的に不在になる際に泊まれる短期入所(ショートステイ)など、本人の状態やそれぞれの家庭の事情に合わせて依頼できる多様なサービスがあります。
介護が必要になってからではなく、事前に要介護認定の申請方法や介護サービスについて知り、起こり得る介護生活の準備をしておく必要がありそうです。こうしたサービス制度を理解しておくことが、要介護状態となった後も余裕をもって安心して暮らすことの土台ともいえます。
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