更新日 2022/01/20
高齢の親がけがや病気で入院した場合、無事に回復したとしても、退院した後に、介護サービスの利用が必要になることが多くあります。自宅などに戻ってすぐに介護保険サービスを使うためには、入院中に、どのような準備をしておけば良いのでしょうか。
必要な介護サービスを提供し、その費用の一部を給付してくれる制度が、「介護保険」です。高齢者の尊厳の保持と自立支援という基本理念のもと、介護を社会全体で支える仕組みとして創設されました。「そんな保険に加入した覚えはないけど…」と思われるかもしれませんが、40歳以上の国民には加入が義務付けられ、健康保険料と一緒に介護保険料も徴収されています。
65歳以上の高齢であれば、介護が必要になった原因を問わずサービスを受けることができ、自己負担はかかった費用の1割(所得によっては2割・3割)で済みます。
介護保険サービスを受けるにはまず、要介護認定を受ける必要があります。区市町村の介護保険窓口などで申請すると、認定調査員が派遣され、心身の状態などを聞く訪問調査を行います。この結果や主治医が作成する意見書などをもとに、介護が必要かどうか、どの程度必要かなどについて、保健・医療・福祉の専門家によって審査、判定を行います。そうして、要支援、要介護度が決まります。
要介護認定には原則1カ月くらいかかりますから、入院したらすぐに病院に相談をしておくと良いでしょう。そうすれば、退院時には要介護認定が下り、自宅ですぐに介護保険サービスが使える可能性が高まります。退院後、スムーズに自宅での生活へと移行できるように、様々な職種や立場の関係者らと調整をしてくれることも少なくありません また、このような調整が難しい場合は、区市町村が設置している地域包括支援センターでも、在宅で必要な医療や介護サービスが受けられるよう、相談に応じてくれます。
みんなの保険屋さんでは、医療保険、介護保険、認知症保険など様々な保険の相談を受け付けております。
ご来店お待ちしております。
郡山フェスタ店 小川