更新日 2022/01/07
健康で長生きする事は喜ばしい事ですが、
人生100年時代、老後2000万問題など長生きする事そのもののリスクも問題視されています。
老後2000万問題とは、無職の高齢夫婦が豊かな暮らしを30年するためには、2000万の貯蓄が必要だとする金融庁の報告書が発端です。
様々な議論がされ、中には2000万不足するというのは根拠がない、豊かな生活というより贅沢しすぎだ、と反論の声もありました。
2020年の家計調査を基に計算すると、30年間での不足額は55万円で、そこまで不足は発生していません。
しかし、この反論には大きな落とし穴があります。それはインフレ率です。
インフレとは物価が上昇する事です。言い方を変えると物の価値に対して、お金の価値が下がる事です。
今まで100円で買えたものが110円出さないと買えなくなる…自販機のジュースをはじめあらゆるものが時間とともに値上がりしていますよね。
しかし、受給できる年金額は平成に入ってからさほど変化はありません。ここ数年は受給額が下がっている年もあります。
さらに、受給した年金をすべて使えるわけではなく、社会保険料などで天引きされ手取り額はさらに下がります。
年々増え続ける税金や社会保険料の影響で、今後さらに自由に使えるお金は減るでしょう。
このように、物価の上昇と増税や社会保障の負担増などを考慮すると、老後不足する金額が2000万円というのは眉唾な話ではありません。
老後に向けて貯蓄、資産運用をしようと考える時には「インフレ率」「社会保障制度の移り変わり」などを考慮することが重要です。
難しくてそこまで自分で考えられない…という方はぜひみんなの保険屋さんへご相談ください。
職業や年収、家族構成などを考慮した最適なプランをご提案します。
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