更新日 2021/08/12
みなさん「フレイル」という言葉をご存じでしょうか。
かりやすく言えば「加齢により心身が老い衰えた状態」のことです。健康な状態と日常生活でサポートが必要な介護状態の中間を意味します。高齢者のフレイルは、生活の質を落とすだけでなく、さまざまな合併症も引き起こす危険があります。
多くの方は、フレイルを経て要介護状態へ進むと考えられていますが、高齢者においては特にフレイルが発症しやすいことがわかっています。
では、どのような状態をフレイルと言うのでしょうか。
フレイルには統一された評価基準はないのですが、下記の5項目が一般的に用いられています。
1.体重減少(意図しない年間4.5kgまたは5%以上の体重減少)
2.疲れやすい(何をするのも面倒だと週に3-4日以上感じる)
3.歩行速度の低下
4.握力の低下
5.身体活動量の低下
3項目以上該当するとフレイル、1または2項目だけの場合はフレイルの前段階であるプレフレイルと言われます。
フレイルの状態になると、死亡率の上昇や身体能力の低下が起き、病気にかかりやすくなったり、入院するなど、ストレスに弱い状態になっています。
しかし、家族や医療者が早く気付き対応することができれば、フレイルの状態から健常に近い状態へ改善したり、要介護状態に至る可能性を減らせる可能性があります。
普段から栄養バランスの良い食事を摂り、筋肉量を減らさないために天気の良い日には、人との距離をしっかりとった上で、ウォーキングなどの運動をしましょう。
また、人とのつながりが希薄になると、認知機能が著しく低下するおそれもあります。外出しにくい今の状況こそ、友人や家族と意識して、連絡を取り合うことも大切です。
日々の行動から健康に気を使いたいものですね。
保険で備えることも重要です。介護保険、認知症保険なども取り扱っておりますので
ご相談はみんなの保険屋さんまで。
イオンタウン郡山店 井上