更新日 2020/05/30
年金制度改革関連法案が今月29日に成立しました。
この法案によって、実際にどのように変わるのでしょうか。
まず①厚生年金の適用範囲が拡大されます。
パートなどで働く短時間労働者も厚生年金に加入しやすくする為、
企業規模要件を最終的に「51人以上」まで引き下げます。
次に②在職老齢年金の見直しです。
在職老齢年金は、働いて一定の収入がある
高齢者の年金を減らす仕組みですが、
高齢者の就労意欲をそいでいるという指摘も出ています。
そこで60~64歳の人については収入の基準額を
47万円に引き上げます(※現在は28万円)。
続いて③受給開始年齢の選択肢を75歳まで拡大することです。
現在、年金の支給開始年齢は60歳~70歳の間で
自由に選ぶことが出来ます。この幅を75歳まで拡大し、
65歳より遅らせて受給した場合は1か月あたり
0.7%増えるので、75歳で受け取りをすると65歳からの場合と比べ、
年金額は84%増えることになります。
最後は④「iDeco」 が利用しやすくなります。
現在60歳未満となっている上限が、65歳未満まで延長される一方、
受給開始年齢の選択肢が75歳まで拡大します。
いい方向へ向かっているのか、どうなのか、老後の不安はつきません。
少しでも早くから「老後」の備えを考えましょう。
ご相談は「みんなの保険屋さん」までお気軽にお問い合わせください。
アピタ会津若松店 阿部
~福島市、郡山市、会津若松の生命保険、医療保険、がん保険、自動車保険、火災保険の相談・見直し窓口はみんなの保険屋さん~