更新日 2023/04/11
住宅ローンの繰り上げ返済とは
元金の一部または全部を当初の予定よりも前倒しで返済することで
繰り上げ返済には、期間短縮型と返済額短縮型があります。
1.期間短縮型
月々の返済額は変えずに、残りの返済期間を短縮する返済方法です。
期間短縮型の特徴
・毎月の返済額は変わらない
・返済期間が当初より短縮される
・返済期間が短くなるため、利息軽減効果が高い
2.返済額軽減型
残りの返済期間は変えずに、繰り上げ返済をした金額を毎月の返済額に充当する方法です。
返済額軽減型の特徴
・返済期間は変わらない
・毎月の返済額を減らすことができる
・返済期間短縮型よりも利息軽減効果は低い
繰り上げ返済のメリット
・返済期間を短縮でき、利息も減らせる(期間短縮型)
・月々の返済額を減らせる(返済額軽減型)
繰り上げ返済のデメリット
・手元の資金が減ってしまう
・金融機関によっては繰り上げ返済の手数料がかかる
・住宅ローン控除の適用期間中は注意が必要。
繰り上げ返済でローンの総返済期間が10年よりも短くなると
住宅ローン控除の適用を受けられなくなります。
住宅ローン控除は年末時の住宅ローンの残高の0.7%が控除限度額とされているため、
繰り上げ返済で軽減された利息よりも住宅ローン控除で戻ってくる金額のほうが多いケースもあります。
金利0.7%以上の場合は繰り上げ返済をした方が得ですが、
金利0.7%未満の場合は繰り上げ返済で減る利息よりも住宅ローン控除で戻ってくる金額のほうが多いため、
住宅ローン控除を優先する方がおすすめです。
・繰り上げ返済をすると、団信の保険金額が減ってしまいます。
※団信の保険金額は住宅ローンの残高と同額です。
それぞれ得られるメリット・デメリットが異なります。
家計のバランスやライフプランを考慮した上で、最適な選択肢を選びましょう。
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