更新日 2022/11/12
生命保険に特約として付加されているリビングニーズ特約。最近は定番になってきましたが、利用方法を知っていますか?
リビングニーズ特約を利用したときのメリット・デメリットやかかる税金についてくわしく確認しておきましょう。
リビングニーズ特約とは、余命6か月以内と判断された場合に、本来は亡くなったときに支払われる死亡
保険金の一部または全部を生前に受け取ることができる特約です。
この特約によって生前に受け取った給付金は、医療費のほかにも自由に使うことができるため、
余命宣告という事態においてとても心強い特約といえます。
このように心強いリビングニーズ特約は、保険料がかからない無料の特約で、余命6か月になった原因は問われず、すべての病気やケガが対象になります。
また、生前に受け取れる金額は、3000万円を上限として必要なだけの金額のリビングニーズ保険金(以下、生前給付金)を請求できます。
もしも、判断された余命期間よりも長く生き続けていたり、症状が落ち着いて安定したりした場合でも、受け取った生前給付金を返す必要はありません。
この上限3000万円の生前給付金を受け取るにあたり税金はかかるのでしょうか?
この生前給付金の扱いは、疾病によって重度障害状態になって支払われる給付金と同様であるため非課税です。
リビングニーズ特約による生前給付金は、「身体の傷害に基因して支払われる」保険金とされ、所得税が非課税になります。
ただし、生前給付金の受取人である被保険者が受け取った後亡くなるまでに使い切った分のみが該当し、使い切れず残った分は相続税の課税対象になります。
古い契約では付加されていない場合があるので、
まずは、リビングニーズ特約が付加されているかを契約書などで確認し、家族にも情報を共有してはいかがでしょうか。
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郡山フェスタ店 小川