更新日 2022/10/23
最近SNSなどで「高額医療負担制度廃止案に反対します」というハッシュタグがトレンド入りし波紋を広げています。
多くの方が、高額「療養」費と高額「医療」負担金を誤解して認識してしまったようです。
今の所ですが、高額療養費とは無関係ですのでご安心ください。
では、いったい何を変えようとしているのかというと、
まず、高額「医療」負担金は、国から国民健康保険への資金的な補助のことを指します。対象は1件80万円超の高額な医療費です。
結論から言えば「高額療養費制度が廃止」ということではなく、この資金補助を「国から都道府県に移管すべきだ」とする動きを報じたものでした。
さらに簡単に言うと、「国保の運営は財政基盤が脆弱な市町村から財政基盤の強い都道府県に移ったのだから、国からの支援は今後不要でしょ?」というものです。
国費の削減をしたいのが本音です。
今の緊縮財政が続く限り、あらゆる社会保険料の値上げや、国費投入の削減の動きは、これからも続いていくでしょう。
これらのことから推測できるのは、要するに「将来的には国が財源を理由に、今の医療制度を維持しなくなる可能性が高い」ということだと思います。
私たちは、いま起こっている現実を注視して、現役世代のうちに一生涯の医療・介護費用をどうやって確保するか。老後の負担増まで含めて考えておくべきでしょう。
詳しい社会保障制度や保険に関わるご相談は「みんなの保険屋さん」まで、ぜひお越しください。
イオンタウン郡山店 窓岩