心疾患のリスク回避を!
更新日 2020/11/08
健康診断でよく行う心電図検査。
この検査は、心臓の働きを調べる検査です。
心臓は、カラダの中で発生する電気信号の刺激で
筋肉が収縮したり、ポンプ作用で動いています。
この、心臓が動く際の電気を調べることで心臓が正しく動いているか、
調子の悪くなっている部分がないかを知ることが出来ます。
胸や手足にペタペタと電極をつけて心臓が動く際の電気をとらえて
記録したものが心電図です。
心臓の拍動リズムの異常(不整脈)や、心臓の筋肉が肥大していないか、
血液が行かなくなって動かない部分がないかなどの心臓の筋肉の異常がわかります。
心電図には、「正常波形」とされている波形記録があり、
それに当てはまらなければ「異常波形」と判断されます。
心電図の波形は大きく分けると5つあり、
その中でも「ST異常」が健康診断で一番見つかっています。
このST異常は(上昇または低下)、急性心筋梗塞や狭心症発作などの際に現れますが、
健常人や心臓病以外のいろいろな原因でもSTの変化が多くみられ、
実際には、心電図のみからSTの変化を解釈するのは大変困難なのです。
〈ST上昇〉
心筋梗塞、心筋炎などでみられます。
一方で、心臓に疾患がなくても現れることがあり、
健康な若年層を中心にみられることもあります。
〈ST低下〉
心筋虚血(心臓の筋肉の血液の流れが悪い状態)
心肥大(心臓の筋肉が厚くなった状態)などで起こりますが、
貧血や電解質異常のある場合にもみられます。
一方で、このST低下も疾患がなくても現れることもあり、
中年層の女性の場合、健康であっても現れる場合があります。
このように、異常波形と診断されても
必ずしも心臓に疾患があるとは一概には言えません。
ですがこのような例は、
日頃生活をしている中で、心臓の痛みや息切れがなく
高血圧や糖尿病などの生活習慣病がなければ可能性は低いと
考えられているだけです。
ひとつでも当てはまれば、すぐに循環器内科で精密検査を
受けてください。
もちろん、生活習慣病がなくとも異常があればすぐに再検査を。
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