更新日 2021/12/28
個人向け国債は変動金利型10年満期の「変動10」、固定金利型5年満期の「固定5」、固定金利型3年満期の「固定3」の3種類のラインナップから選んで購入できます。
いずれも昨今のマイナス金利下では前述の最低金利保証により金利0.05%となり、どのタイプでもリターンは変わらない状況が続いています。
しかし今後マイナス金利が解消され、金利がプラスに転じた場合「変動金利と固定金利どちらを選ぶか?」という判断が生じるでしょう。
その答えは主に今後の金利推移の見通し、言い換えれば「購入した後に金利が上昇すると思うか、低下すると思うか」によって変わってきます。
金利上昇が見込まれる場合、変動金利型「変動10」であればその上昇に緩やかに追随させることができます。
「変動10」の金利は基準金利(10年固定利付国債の平均落札利回り)の0.66倍として設定されているからです。
ただし見込みと反対に金利が低下してしまった場合は同様に「変動10」の金利もつられて低下してしまいます。
金利低下が見込まれる場合、固定金利型「固定5」「固定3」であれば購入時点での金利をキープすることができます。
「固定5」の金利は基準金利-0.05%、「固定3」の金利は基準金利-0.03%として設定されているからです。
ただし見込みと反対に金利が上昇してしまった場合は「固定5」「固定3」ではその上昇に追随することができません。
また、固定金利型を選択すれば購入時点で運用リターンが決定するという見方をすることができます。(中途換金した場合を除く)
運用成果の見通しやすい固定金利型か、運用成果の見通しが不確定ながらも金利変動を動的にキャッチアップしていける変動金利型か、といった選択基準で考えることもできます。
明確な正解のあるものではないため、両タイプの商品特性と金利推移の見通しなどを自分なりに考えたうえで選択するようにしましょう。
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